飛行機のマイル。失効は3年。 そろそろ消え始めるマイル。3年かけて貯めたもの。 それと同じように、嫌われるのが怖くて、ずっと溜め込んでいたものがある。 言いたくないような、でもどこかに吐き出したいような、ドロドロとした感情。 体の中で毒が回るよ…
嬉しかったはずの言葉 私を勇気付けたものたち 心まで落ちてこない。 引っかかっている入り口のあたりを、じっと見上げている。 今の私はまるで両面テープのようだ、と思う。 つるんとした剥離紙と、べたっとした粘着面とがくっついているような。 どちらも…
歌声ってあえぎ声と同じ声なんだって。 ずいぶん昔の、二人が良く知るあの人がいなくなったあの時 あなたは全く深刻さを見せず、ククッと笑った。 私もニヤニヤ笑った。 そういう笑い飛ばす感じ、今もそうしてくれてるといいのになあ。 今のあなたのことを思…
君が瞳はつぶらにて 君が心は知りがたし なんか体が熱い。 掛布団からニョキッと足を出してから、暗い天井を見上げる。 一番見つめる時間が長い場所だから、好きな柄を選んだ。 随分と見慣れた、その壁紙のつなぎ目のあたりをしばらくじっと眺めて、ゆっくり…
具合が悪い。 風邪をひいた。 小学生までスイミングをしていたからか、9時に寝ていたからか 私は子供の頃から割と身体が強かった。 小学校中学校高校と、12年で休んだ回数は全て合わせて片手に足りるくらい。 1日学校を休むともう行かなくなりそうだった。 …
なんか結局アレだ。 実家にまだ残る自室で、ガラクタの整理をしていると、昔の携帯が出てきた。 傷も少なく結構綺麗だし、壊れてない。私の好きな色。 ああ、iPhoneに変える前の、最後のガラケーだ。 もちろん充電は切れているので、あたりを見回し、見つけ…
最近暖かくなってきて、バイクに乗りやすくなってきた。 バイクは楽しい。 私は車の運転よりも好きだ。 何が楽しいんだろうな。 加速が楽しい、という人もいるけれど。 確かに教習車のCB400の、ギアを上げた時のエンジン音のふわっとした瞬間は「お前男前や…
昔、宗教家のような彼と短い間付き合っていた。 まったく世の中に順応できていなくて、アプアプしながら生きているような人。 私より5つばかり年上だったけれど、未だに実家に暮らし、ふわふわフリーターをしていた。 私はその時、生まれて初めて感じるよう…
会社のお昼休み。 友人と待ち合わせて用事を済ますことにした。 イヤホンを外しながら、先に来ていた友人の向かいの席に私が座ろうとしていると 「何?」と、聞かれた。 は?注文?と一瞬戸惑って、ああ、曲か、と思い当たる。 「アウルシティ。」 「アロー…
自分のことを書くのはカタルシスでもあるし、気が滅入る作業でもある。 さきほどの投稿は、一気に書くとHPが目に見えて低下するので、 ぽちぽちとスマホで書き溜めていたものでありんす。 さて、今回は気分を変えて、もうちょっと違う話をしてみよう。 とい…
私は異性とのうにゃむにゃが遅咲きだった。 思い返せば初恋、はいつだったろう。 好きな男の子はいた。 同じ保育園の、頭が良くて、物静かで、優しい男の子。 「ケッコンするんだ!」と周りに言った。 そもそも結婚が何かも分ってなかったし、一番好きだから…
久しぶりに会った。 この人は、インドの占い師に「ソウルメイト」と言われた大事な人だ。 性別や年齢なんて関係なく、人としてのつながりを感じている。 インド人曰く、前世は親子だったそうだけれど、実際はどうなんだろう。 どれくらいぶりだろう、とりあ…
自分は本当にバカだと思う。 バカでもいいや、と思ってるあたりが、バカだなあと思う。 バカって響きが良くない、この場合では仮に「愚か者」とでもしよう。 軽いバカっていうのは、自分がバカなことに気づいてない。 気づいているのに、それでいいやって思…
NHKの100分de名著、という番組を録り溜めていて、暇があると見ている。 (受信料払っています) ずいぶん昔の、フロムの「愛するということ」の回にいたく感銘を受けて、NHKのブックにはアンダーラインを引いてまで読むハマりっぷり。 結局元の本まで買って…
ベンチに缶コーヒーを置いて、夜はさすがにあまり暑くないね、と彼は言う。 マスクをしているとメガネが曇るからと、いつも鼻を出している。 そのマスク、意味あるのかな、といつも思う。 相変わらずな鼻先を見た私の視線に気づいて、ふん、と小さく笑いマス…
仕事でありがちな言葉 「なるほどですね」 という相槌。 男性の 「ジブンは~」 って一人称。 どっちもモヤっとするけど、あえて使う時もある。 あとメールの「表題の件」って言葉。 「標題」が正しいのが分かるんだけど、なんか字面がすきじゃない。 一所懸…
かれこれ付き合いは7年くらいだろうか。 私の友人である彼は、いわゆるイケメンであった。 家は都内の一等地に代々続く士業。 私立中学から大学までを名門で駆け抜け、遊びも仕事も超充実というリア充。 出会った当時、私は色々なことに投げやりになっていた…
夫婦でも友達でも家族でも恋人でも、その「気分」や「波長」が合う瞬間って貴重だと思う。 逆に言えば、その「気分」さえ合うのならきっと、多少身体の相性が悪かろうがお金がなかろうがいいんだろう。 とも思う。 だんだん年を重ねるごとにめんどくせーな、…
なんだかいろんなものを手放しすぎて、引き寄せられずにいるところ。 手が足りず、一時的に手放したり後回しにしたりしたつもりなのに いざ手が空いたら何をしたらいいのか分からない。 どう繋いでいたのかもわからない。 もはや繋ぐことが必要だったのかど…
前の記事と同じ頃に書いた下書きアップしよ。 お正月のあたりまではもういくら寝ても眠くて、病気か冬季うつかと思ったものの。 最近はまたも導眠がうまくいっていない感じ。 携帯の通知やらでふぁ?、うつらうつら、トイレ…で、チュンチュン。 朝は眠だるい…
昨日何やらドロドロとした文章を書いたのですが 書いただけでスッキリしてしまったので 今日は今しか書けないものを書きたいな。と思います。 例えば半年前の二輪教習所体験の日記もそうでしたが、その時の気持ちってなかなか持続しない。 もはや数ヶ月前の…
今回の最高裁の判決、私は妥当だとは思っている。 憲法的に言えば、とても難しいけれども合憲というならそうなのかなと思う。 私は法律の専門家じゃないから難しいことは分からなくて、判決を読んでみてもちゃんと真意が掴めてるか分からないけれど。 どうや…
ちっちゃい、上質な紙袋が好きだ。 サラサラした素材だったり、ツルンとした素材だったりして 紐が丈夫で、置いても自立するような紙袋。 それになんだか大きな、目に見えない物たちが ぎゅーっと凝縮されてる気がする。 どうも暗い話を書くと元気がなくなる…
なんでもできると思った バカみたいに 普通は無理なことでも できるんじゃないか やってもらえるんじゃないか 根拠は自分の中の心とそのつながりだった 何度も期待と諦めを繰り返した その振り幅が大きいほどに疲労しても それでもなお捨てられないものは も…
高速道路で横入りされたり、信号待ちでブオンと停止線より前に追い抜かれたりするたび 「…ったく、あれはアレオノレに酔ってるんでしょアレ。 俺…今…風になってるぜ、みたいな…ププッ」 などという思いをライダーへの一瞥に込めていたものなのですが。 やー……
以前、なぜだか分からないけど寂しいんですと言ったことがある。 ずっとそばにいるよという言葉に、余計に寂しくなった。 J-POPかよ!! 私は寂しがりだけど一人でも平気で むしろ一人好きなところもあって。 それが自立というものだとも思っていた。 泣き虫…
しばらくお休みしていました。 書き殴ることがなくなった訳ではなくて 自分の中での何らかの変化を言葉にできずにいたから。 なんだか心がほっこりするなあと思うことが最近多い。 バイクに乗ってるとき。 新しい家のソファで転がってるとき。 小さい家族と…
ここでも七転八倒っぷりを散々書きなぐった二輪教習は終わりました。 卒検が、緊張しすぎて大変でした。 緊張しても、他のことならある程度度胸をつければ大丈夫です。 頼れるのは自分だけ。なんという心細さ。 でも、学科試験であればとにかく勉強すればい…
自分のできることなんてたかが知れている。 初めから無理だったんだ、と諦めてしまうことの方がずっと簡単なのかもしれない。 本当は諦めてしまうのも簡単なことじゃない。 ヤダヤダと駄々こねながら、本当は分かっているのに どうしようもできない現実を 受…
友達と子作りの話をした。 この話題は、私くらいの妙齢の主婦の間ではトレンドな話題。 正確に言うと、若干流行遅れなくらい。 私の周りはみんな、大抵わらべが生まれているか、不妊治療真っ只中。 私のようにフワッフワした中間地点の人間は、既婚の友達と…