花は折りたし梢は高し

とにかくいろいろうまくいかねーなってことを書いていこうと思います。

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

その花は、手折りたいものなのか、それとも置かれたところで咲いていて欲しいのか、自分でもよく分からないことについて書いてみる

硬い表情のその人を前に、私は気持ちを計れずにいた。 その人の主張は、非の打ち所がないほど真っ当な正論で。 その人のパーソナリティをよく表していた。 それを言う苦しさも、痛みも。 一方自分が持っている持っているものといえば、むき出しのみっともな…

多分とても重大だったのだけどもすっかり抜け落ちていた覚書を書いてみる

新しい仕事頼みたい、とお昼休みに呼び出された喫茶店。 なかなか切り出さず、黙り込んでいる彼を前に、私は携帯に視線を向けていた。 この人はこういうところがある。 とにかくマイペース。 自分が話す気にならない時は、基本黙っている。 正直今の私は仕事…

そろそろ1年経つからね、と今の気持ちを書いてみる。

私は子供の頃から、本当に良く泣く。 保育園の頃から「◯◯ちゃんは泣き虫だねえ」と言われてきた。 泣くのは弱いからだと。 泣き虫=弱虫だと思っていたから、私はそんな自分が嫌いだった。 高校を卒業してから、私は強くなった。 実力社会というものが肌に合…

「惚れて通えば千里も一里」私が惚れたものとはなんだったのかと思うことを書いてみる

少しずつフェイクを入れて話をする。 昔、3年くらい遠恋をしていた。 もともと旧知の仲だったが、たまたま久々に会って、深い話をするうちに恋仲になった。 車で3時間くらいの距離だろうか。 当時私は、社会に出てからそれほど経っていなかったので、お金も…

お弁当とはつまり、お手紙のようなものなのだと思うことを書いてみる

精神的に煮詰まったときは、料理を作る。 無心であれこれ手順や材料を組み立てて、こなしていく感じが好きだ。 冷蔵庫の中身、今ある調味料、作りたい気分のもの。 料理はちょっとした創作作業だ。 没頭するとなんだかスッキリする。 ちなみに夫婦喧嘩をする…

夜に話すような秘め事の話しをあえて考えて書いてみる

その昔、私は当時の彼氏が運転中、助手席からそっと手を伸ばし僕ちんを撫でてみたことがある。 彼はまんざらじゃない顔で、「身体と思考が分離した感覚」と視線を前方に定めたままつぶやいた。 淀みなく冷静に運転している様子と裏腹に、むくりと本気出す気…

ある夜の、あるできごとについて書いてみる

その人は、まるでそのお店の主のように、一番奥のソファ席に座っていた。 いつもは消しているオーラみたいな、存在感みたいなものを大放出している。 久しぶりだ、こんなこの人。 どんな顔して挨拶しようか、と迷う間もなく 「ん、おみやげ。」 と、突き出す…

目をつぶってナタを振り下ろしたことについて書いてみる

飛行機のマイル。失効は3年。 そろそろ消え始めるマイル。3年かけて貯めたもの。 それと同じように、嫌われるのが怖くて、ずっと溜め込んでいたものがある。 言いたくないような、でもどこかに吐き出したいような、ドロドロとした感情。 体の中で毒が回るよ…