花は折りたし梢は高し

とにかくいろいろうまくいかねーなってことを書いていこうと思います。

遠いところにいるあなたのことを考えてした、ひとつの大丈夫を書いてみる

あの愛想のない仏頂面の写真しか残ってないよ。

もっともっと笑っていた気がするのに。

それは単に、私には笑顔を見せてくれてたってことなのかしら。

 

今の私の話を聞いたら、あなたはなんて言うだろう?

 

バカだなあって言うかなあ

黙って苦笑い

それとも

 

でもね、多分私は言わないんだろうね。

 

今だからこそ、心で、頭で、話掛けるけれど。

 

私は上手にできてるかな。

もっともっと話がしたかったよ。

いろんなことを教えて欲しかった。

私もいろんなことを教えたかった。

きっとね、私の方が詳しいことも、今はいっぱいあると思うんだ。

 

たばことたたみのにおい

静かなテレビの音

忘れてしまった声や仕草

 

引き戸はいつも開いていた

 

あなたが不器用に紡いだ

糸に繋がる私

 

私はね、そういうのを残していきたいと思うよ

やっぱりそう思うよ

私だけでなく、次へ、その次へ

 

あなたもきっと、異国の空の下で夢中になったことがあるのだろう

だけどそれを諦めて、帰ってきて、そうして私が今ここにいる

 

私も糸を紡いでいかなくちゃと思うの

もう止まっていてはいけないのだと

どう糸を紡ぐかが問題なのではなくて、とにかく一心につなぐことが大切なのだと

 

あなたもきっと迷ったり悩んだりしたのでしょう

でも確かに、あなたは迷いなく私をまっすぐに愛してくれた

言葉はなかったけれど、私には良く分かっていました

だからこそ

 

それは嘘じゃなかった

絶対に偽物ではなかった

だから大丈夫だとやっと思える

 

少なくとも紡げる機会があるならば、私はそれを全うしなくちゃいけないね。