花は折りたし梢は高し

とにかくいろいろうまくいかねーなってことを書いていこうと思います。

つーか、そもそも辛い時は頑張らないわ。私。と思うことについて書いてみる

具合が悪い。

風邪をひいた。

 

小学生までスイミングをしていたからか、9時に寝ていたからか

私は子供の頃から割と身体が強かった。

小学校中学校高校と、12年で休んだ回数は全て合わせて片手に足りるくらい。

 

1日学校を休むともう行かなくなりそうだった。

だからいつも、ムキになって行っていた。

 

その調子で社会に出た。

男性に混じってガンガン働いた。

タイムカードに空白がない月なんてザラだった。

 

元気がない時はとにかく食べ物を詰め込んでは、トイレでリバースして、よし、すっきり、と仕事に戻った。

段ボールに横たわり、始発までちょっと寝よう、という日々。生理は年に2回くらいしか来てなかった。

 

そんな調子で働きまくって数年、20代後半に差し掛かった頃、バタっと倒れた。

あれ、足が動かない、なった。

 

そういえば数日前から血尿っぽいものが出ていた。(痔か生理かなんかかなと思っていた)

リバースするものにも血が混ざっていた。(口内炎かなと思っていた)

悲しくもないのに、頻繁に涙が出ていた。

 

あ、これアカン、と気がついた。

 

それ以来、ちょっと無理すると自分のエンジンがストールするようになった。

ぷすん。と、これになるともう、何やってもダメで、身体が起き上がらなくなるだけでなく、精神的にも病みに病んでしまう。

 

往生際悪く、他の会社をジプシーしてみたが、大差ないか、物足りないかのどちらか。

職種も変え、夜遅くまで働く仕事からちゃんと毎週休める仕事に変えた。

定期的に身体を動かす習い事をはじめた。

 

だから、無理して働いている人を見ると心配になる。

確実に週1、できれば週に2日くらいは休みがないと

 

1しか休みのない会社は、労働時間を6時間以内くらいにしたらいいんじゃないかと

 

日本は深刻な人材不足って言われるけど、給料は上がっているようにも見えないし。

私はのらくらたいして責任もない仕事してるけど、そんな私より安い賃金の介護職ってどうなんだと。

海外から人材取り入れようとかね、一億総活躍社会とかね、法人税の優遇とか、その前にもっとダイレクトに効果がある、人件費に回せるようになんとかならんのか。

そしたら税収も増えるし、保育や福祉を、せめて医療職並みの賃金に!って、話がズレた。

 

あの頃のツケがあるのか、今は本当に体力がないのが分かる。

キューピーコーワゴールドやら、リポビタンやらは日常的なお友達だ。

毎年健康診断で要精密検査でひっかかる。

一度身体を壊すと、本当に大変だ。もっと大事にしておけばよかった。

 

さて、今回風邪をひいた。

病院に行くまでもない程度だが……

でも常備薬もあれこれ切れていたし、どうせ買い直すなら処方薬が欲しかったので、立ち寄ることにした。

喉をみた医者には「んー……結構キてますねぇ」「よく我慢してましたねえ」と言われた。

 

ああ、デジャブ。

「こんな程度で病院きてサーセン」って思ってるのに、ここに来るたびこれ言われるわ。

 

私は自分の身体に鈍いんだと悟った。

 

痛みにも鈍く、変調にも動じない。

自分のリミットがよく分かってないだけだ。

バタッと倒れるまで、自分の身体の変調がよく把握できていないのだ。

インフルエンザの時も、熱すら出ずにケロっとしていた。

そういや胃カメラ飲んだ時も医者に「日常的に胃痛があるでしょ?」と言われたけれど

胃薬なんて食べ過ぎた時なんかに、年に一回飲むか飲まないかだけども……

 

そうだ、鈍い!

単に私は鈍いのだ!!

お酒もタバコもやらないでよかった。

身体壊すまで際限なく摂取してしまう気がする。

 

なんか辛いの耐えて頑張ってる俺かっこいいとか、そういうのじゃなかった。

つーか、そもそも辛い時は頑張らないわ。私。

 

しばらく休みなさい、と身体が言っているのだろうか。

仕事は大してやってないけど、めまぐるしく考えることがあった。

ひとつの結論を出して、再度の迷いに捕まる前に突っ走るつもりが、うまくいかなかった矢先の風邪。

身体から拒絶反応が出たのだろうか。

 

ちなみに私は、文字を書くのがものすごく遅い。

その様子を見て、あの人が「本当はのんびり屋なんじゃない?」とゆった。

 

みんな私を「立ち止まると死ぬマグロのよう」と形容するのに。

そんなことを言われたのは初めてで、なんだかびっくりした。

 

そういえば子供の頃は鈍くさくて要領が悪いから、よくからかわれてた。

歩くのは人並みなのに、走るのは異様に遅い。

早生まれだからだと思っていたけれど。

 

本来はのんびりしてて、ゆるっとした性格なのかもしれない。

そう思ったら、遅くていつも我ながら苛立っていたことを、なんとなく許容できるような気がした。

それでいいんじゃん?って言ってもらった気がした。

 

そういうふとした時にも、影響力の大きな言葉が出てくる。

やっぱりあの人(とその影響力)はすごいな。

諸刃の剣だ。

 

確かに私は私のことをあまり分かっていない。

だからなんだか、見つめられると恥ずかしいのかもしれない。

 

けれど、あの人もきっと自分のことを、良くわかっていない。

 

言われた言葉は私がゆってきたこと。

ゆっている言葉は、あの人に言われてきたこと。

 

全然似てない私たちは、こういうとこよく似ている。

無理っていう言葉が、本当は単なる弱音だったりするところも。