結局は他力本願だし自分をどうこうできるのって自分だけでしょってことを書いてみる。
なんでもできると思った
バカみたいに
普通は無理なことでも
できるんじゃないか
やってもらえるんじゃないか
根拠は自分の中の心とそのつながりだった
何度も期待と諦めを繰り返した
その振り幅が大きいほどに疲労しても
それでもなお捨てられないものは
もはや妄執としか言いようがないものなのだろう
せめて振れないように
振れても戻ってこれるように
自分の力だけじゃ限界で
だから助けてほしかった
結局それだって単なる依存だ
自分の弱さだ
もう自由になりたい
何度も同じことを繰り返すのはどうしてなんだろう。
何度同じことを私は訴え続けるのだろう。
もう無理ですと言っても、結局誰も本気にしてくれないのだ。
こうなる前に、なんとかして欲しいと言ってきているつもりだった。
結局何から何まで言わなきゃいけないんだろうか。
と、まあ、私の独白はともかくとして
俺は好きなんだよ子供が欲しいんだよとか逆ギレした相方に、ちょ…おま…と、バカみたいに泣いている私の明日はどっちだ。
今まで君は一体何を聞いてきたのだ。
そして君は具体的に何をしてきたのだ。
私がその辺にコミックスをほったらかしてたら「これ面白いね」と相方が言い出した。
確か「にこたま」だったかな。
同棲して長いけど結婚に踏み切れてない二人。
彼の方が弁理士かなんかなのだけど、その場の勢いで寝た女上司が妊娠。
この彼が小気味よいほど「あーいるいる」って感じのへなちょこで。
彼女も同様「あーいるいる」って感じのしっかり者で。
淡々と進んで行くストーリーがどちらにも感情移入できずに面白いのだが、相方は変な影響を受けていた。
こんなん参考にされても困る、と思った私は、ついでにこれも面白いよと、「喰う寝るふたり住むふたり」もすすめてみた。
そして私はこの流れで某少女漫画のコミックスを買った。
ネットで「男性も楽しめる少女漫画」を調べた。
その中でも、私が読めそうなやつをパラパラと電子書籍で立ち読み。
これだな、と思ったものをまとめて買ってみた。
「お前の望む俺になる」と言い放った相方に読ませようと。
ティーンとは思えないほど男前な性格をした王子様が出てくるその本は、私はある程度読み流したが、案の定相方が読むことはなかった。
王子様でいてほしいとか、そんなものを望んだわけではない。
ただ多分私は、自分の気持ちを盛り上げたかったのだ。
そして、私だって人並みに王子様に憧れる気持ちがある女であることを思い出してほしかった。
ソファで昼寝をしている私の頭を撫でる程度には、慈しんでいるつもりなんだろう。
でももっと、私だって甘えたい。
私だって大事にされたい。
「お前を理解したい」と思って欲しい。
母役を押し付けておいて、都合のいい時だけ女扱いするなと。
それが何も生まないことなんて、わかっていたけれども。
そして私は諦めた。
「何年もちゅーもしてない!俺が嫌がるお前にほっぺちゅーするくらいだ!」とぷんぷんする相方。
せやな、とお腹をポリポリする私。
母役を完全に引き受けることにした。
そう、開き直ってからは、私はイニシアチブを完全に握ってきた。
更にたくさんのものを諦めた。
ただ心地よく暮らせるように生活を築いてきた。
築かれた関係性が今だ。
母が子供にセクシャル的に抱かれなきゃいけないという、気持ち悪さ。
それに耐えなきゃならないのだろう。それを超えたら何か見えるのだろうか。
頑張ってきたつもりだった。
大きく何かを間違えたのは私だろう。
「お前の望む俺になる」と言い放った相方に、レリゴーと言えなかった私が悪いのだ。
レリゴーな相方で満足ならねえ私が悪いんじゃよ。
すまない。
もうそもそもの間違いがなんだったのか分からないほど遠くに来てしまった。
いつも私は、救い出してくれる人を探しているだけ。結局誰のことも愛せていないのだ。
何も変えられていない。
だって、自分が私に愛されていると思えば、もっと違ったはずだ。
いや、私の愛はそういう性質のものなのかもしれないな。
頭が痛い。