花は折りたし梢は高し

とにかくいろいろうまくいかねーなってことを書いていこうと思います。

卒検で緊張しない方法っていっぱい検索したことを書いてみる

ここでも七転八倒っぷりを散々書きなぐった二輪教習は終わりました。

卒検が、緊張しすぎて大変でした。

 

緊張しても、他のことならある程度度胸をつければ大丈夫です。

頼れるのは自分だけ。なんという心細さ。

でも、学科試験であればとにかく勉強すればいい

面接などであればあらゆるイメトレをすればいい

 

しかしバイクだけは違いました。

 

自分でもどうしてか分かりませんが、いつもはできることができない。

ちょっと不安になるとたやすく失敗してしまうのです。

 

前日は寝付けずずっとイメトレ、当日は落ち着けるようにアロマを手につけてみたり、

直前までハーブティを飲んでみたり、願掛けにお参りしてみたり、他の人と緊張しますねと

話してみたり、ジャンプして体操してみたり、ひたすら大丈夫!と書き綴ってみたり

歌いながら走ってみたり、延々と「卒検・二輪・緊張しない」とググってみたり。

まあ本当に、いろいろなことをしましたが。

緊張しすぎで前日はロクに眠れず、当日緊張しすぎてあっけなく失敗…と、いうのを

実は2回繰り返しました。

 

結局一番効果があったのは、教習所側が「さすがにヤバい」と思ったのか?

教官につけてくれた「褒め上手なインストラクター」のおかげだったのかも。

 

「なんの問題もないです」

「秒数は気にしないでいいです」

「何も失敗してないです」

「ちょっとこうしたほうがいいかな…あ、でも今まで通りの走りのままでいいです!!」

 

まさに誉め殺し。

見きわめの教習時間中失敗しようが成功しようが褒められまくってました。

 

さて、3回目、試験当日は雨。心境は無の境地。

何も考えない。とにかく緊張することに疲れた。

早く終わらせてしまいたい。

 

そもそも今まで、思いつく限りの失敗は全てやりました。

苦手だったクランクもスラローム一本橋も、全部失敗してきました。

 

もう失敗イメージも浮かびません。だって全部やったから。

何も思いつかなくて、あっさりクリア。

心配だったのは急制動…でも、やり直しの指示もなく、発着点に到着。

 

大きな失敗なく終わった段階で、試験官の方に

「雨の中お疲れ様でした。急制動のブレーキが早かったかな…という感覚はありましたが、許容範囲内です。

公道に出ても楽しく、運転してくださいね。」

 

と、言葉をいただいた段階で、やっと浮世に戻ってきた感覚。

 

緊張するな、リラックス、といわれて、そうできるものではないと思います。

日頃それほど緊張するほうでもない私なのですが、ダメでした。

 

いっぱい練習してきたし→でも唯一失敗した、あんな風になったら…

たかが5分10分の話しだし→でも一度の失敗だって許されない…

今までどおりやれば大丈夫→今までってどんなだっけ…

 

一生懸命ポジティブに考えようとしても、表面上はポジティブになったとしても

心の裏側をじわっと巣食う、黒いイメージ……

 

直前まで、いっぱいいっぱい、もーなんなら吐くほど緊張して、

悶々と眠れないほどトコトン考えることもいいかもしれません。

そうしたら、当日ギリギリには「もうなんか緊張し疲れた…」といい感じに肩の力が抜けるかも。

 

ちなみに卒検通った次の日には免許を書き換え、その日のうちに公道に出た私ですが

今のところ特に困ることもなく、初めて乗る教習車以外のバイクをルンルン動かせています。

 

バイク屋さんが言っていた「教習車が動かせれば他のバイクは大抵大丈夫」といったセリフが

なんとなく分かります。人より遠回りした分、いっぱい練習できましたし。

今のところエンストはしたことないし、教習コースよりも注意は必要ですが、

路上のほうが断然走りやすくて楽しいのです。

 

頑張ってよかった。

バイク屋さんから帰るとき、心の底から「楽しい!」という気持ちと共に湧き上がってきた気持ち。

 

過去の「もうアカン」なってた自分に、教えてあげたいものですな…。

 

とにかくあの手この手で私の技量と心の強さを上げて、卒業させてくれた教習所の皆様のためにも

安全運転だけは気をつけて、これからもバイクを楽しみたいと思います。